関数と演算子

Nz関数

指定した値がNullでなければそのままの値を返し、Nullであるときは代替値を返します。使用例表記例出力例説明Nz("あいうえお",0)あいうえお「あいうえお」という文字列はNullではないので(代替となる「0」ではなく)そのままの値が返されますNz(12345,0)123…

Weekday関数

指定した日付時刻の曜日を示す数値(その週の何日目なのかを表す数値)を返します。使用例表記例戻り値例説明Weekday(#2015/09/16 12:34:56#)4週初日の曜日(第2引数)を省略した場合。週は日曜日からはじまるものとみなされ、2015/09/16は日曜から数えて4日…

WeekdayName関数

曜日を表す数値に対応する曜日名を返します。使用例 表記例戻り値例説明 WeekdayName(3,True,1)火「曜日」の表示を省略し、週初日の曜日として1(日曜日)を指定した場合。日曜日から数えて3日目の曜日である火(曜日)が返されます WeekdayName(3,False,1)…

Avg関数

指定したフィールドに含まれる値の平均値を返します。使用例 レコードソースとして右のようなテーブルを用いるものとします。表記例戻り値例説明Avg([数学点数])62.7777777777778指定したフィールドの平均値が返されますAvg([英語点数])68.8571428571429指定…

Count関数

指定したフィールドに含まれる値の個数を返します。使用例 レコードソースとして右のようなテーブルを用いるものとします。表記例戻り値例説明Count([受験番号])9指定したフィールドの値の個数が返されますCount([英語点数])7指定したフィールドの値にNullが…

Max関数

指定したフィールドに含まれる値の最大値を返します。使用例 レコードソースとして右のようなテーブルを用いるものとします。 表記例戻り値例説明 Max([数学点数])91指定したフィールドの値の最大値が返されます Max([英語点数])88指定したフィールドの値にN…

Min関数

指定したフィールドに含まれる値の最小値を返します。使用例 レコードソースとして右のようなテーブルを用いるものとします。表記例戻り値例説明Min([数学点数])38指定したフィールドの値の最小値が返されますMin([英語点数])40指定したフィールドの値にNull…

StDev関数

指定したフィールドに含まれる値から求められる標準偏差を返します。具体的には値の偏差平方和を(値の個数-1)で割ったものの平方根が返されます。 詳しく言うと、集計の対象となるレコードが母集団からのサンプルである場合(母集団⊃サンプル)の、母集団の…

StDevP関数

指定したフィールドに含まれる値から求められる標準偏差を返します。具体的には値の偏差平方和を値の個数で割ったものの平方根が返されます。 詳しく言うと、集計の対象となるレコードが母集団そのものである場合の標準偏差です。集計の対象となるレコードが…

Sum関数

指定したフィールドに含まれる値の合計を返します。使用例 レコードソースとして右のようなテーブルを用いるものとします。表記例戻り値例説明Sum([数学点数])565指定したフィールドの値の標準偏差が返されますSum([英語点数])482 Sum(50)450直接数値を指定…

Var関数

指定したフィールドに含まれる値から求められる分散を返します。具体的には値の偏差平方和を(値の個数-1)で割ったものが返されます。 詳しく言うと、集計の対象となるレコードが母集団からのサンプルである場合(母集団⊃サンプル)の、母集団の分散の推定値…

VarP関数

指定したフィールドに含まれる値から求められる分散を返します。具体的には値の偏差平方和を値の個数で割ったものが返されます。 詳しく言うと、集計の対象となるレコードが母集団そのものである場合の分散です。集計の対象となるレコードが母集団からのサン…

Val関数

文字列から取り出した数値を返します。使用例 表記例戻り値例説明 Val("12345人")12345後で見るように、数値以外の文字が含まれるとそこで読み込みが止まりますが、この場合は数値が正しく返されます Val("12345.67")12345.67小数点は数値の一部とみなされま…

CDate関数

指定した値を日付型に変換します。使用例 表記例出力例説明 CDate(#2015/09/16 12:34:56#)2015/09/16 12:34:56時刻も含めた値が返されます CDate("平成27年9月16日")2015/09/16文字列を指定することもできます CDate("平成27年9月16日 12:34:56")2015/09/16 …

Chr関数(Chr$関数)

指定した文字コードに対応する文字を返します。 Chr$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例 表記例出力例説明 Chr(65)A Chr(-32096)あ Chr(-28436)川 Chr$(-28436)川$つきの場合、戻り値の型が文字列型となります 書式 Chr(文字コード値)…

HtmlEncode関数

指定した文字列をHTMLエンコードした文字列を返します。使用例表記例出力例説明HtmlEncode("キング&バルーン")キング&バルーン HtmlEncode("< HtmlEncode(">")> HtmlEncode("""")"ダブルクォーテーション(")の場合 HtmlEncode(" ") 半…

Partition関数

指定した数値がどの区間に含まれるのかを表す文字列を返します。区間については上限、下限、幅を指定することにより設定します。使用例表記例出力例説明Partition(23,1,100,10) 21: 3023という値は1〜10,11〜20…91〜100という区間のうち、21〜30の区間に含ま…

Eval関数

文字列をその内容のとおりの式(関数)とみなし、評価(実行)結果を返します。 数値はそのまま返されます。使用例 説明を読んでもどういう関数なのかわかりにくいところですので、例として右のようなテーブルを作ってみます。各種の式や関数をそのまま文字…

IMEStatus関数

IMEの状態を表す数値を返します。使用例 クエリで使うことはほとんどありませんが、一応使えます。 データシートビューでは3(利用禁止状態)と表示されます。 もちろん他の列の値とは全く関係がなく、そのときのPCがそういう状態であるというだけです。 戻…

ColumnHistory関数

データ型が「長いテキスト」である列の値の更新履歴(更新時刻と更新後の値の組み合わせを連ねたもの)を返します。使用例 この関数を用いるにはちょっとした準備が必要です。 まずテーブルに、データ型が「長いテキスト」である列を設けます(右の例では「…

Instr関数

ある文字列を別の文字列の中から探し、最初に見つかったものが何文字目にあるのか(何文字目から始まっているのか)を表す値を返します。使用例 表記例出力例説明 InStr("ABCDEあいうえおABCDE","B")2「B」という文字は「ABCDEあいう…」という文字列の中の2…

InstrRev関数

ある文字列を別の文字列の後ろから順番に探し、最初に見つかったものが(前から数えて)何文字目にあるのか(何文字目から始まっているのか)を表す値を返します。使用例表記例出力例説明InStrRev("ABCDEあいうえおABCDE","B")12「B」という文字を「ABCDEあ…

IIf関数

指定した条件式が真(正しい)である場合はそれに対応する値を、偽(正しくない)である場合はそれに対応する(別の)値を返します。使用例 例として右のようなテーブルを用います。 点数の合計が60点以上であれば合格、そうでなければ不合格という値を表示…

DAvg関数

テーブルやクエリに含まれる列(フィールド)で、指定した列に記録されている数値の合計値を返します。Avg関数に似ていますが、グループ化を併用せず利用でき、対象とするテーブルや行(レコード)も簡単に指定する(絞り込む)ことができるため扱いやすいと…

Replace関数

文字列の中にある特定の文字列を、別の文字列に置き換えた結果を返します。使用例 表記例出力例説明 Replace("ABCあいうABCあいうABC","ABC","XYZ")XYZあいうXYZあいうXYZ「ABC」という文字列がすべて「XYZ」に置き換えられます Replace("ABCあいうABCあいう…

Switch関数

複数の条件と値の組み合わせに基づき、最初に真(True)と評価された条件に対応する値を返します。使用例 右のようなテーブルをもとに成績判定を行うものとします。 判定基準は次のとおりです。 90点以上:A 75点以上90点未満:B 60点以上75点未満:C 60点未満:D …

DCount関数

テーブルやクエリに含まれる列(フィールド)で、指定した列に記録されている値の個数を返します。Count関数に似ていますが、グループ化を併用せず利用でき、対象とするテーブルや行(レコード)も簡単に指定する(絞り込む)ことができるため扱いやすいとい…

DFirst関数

テーブルやクエリに含まれる列(フィールド)で、指定した列に記録されている値のうち最初のものを返します。対象とする行(レコード)を指定する(絞り込む)こともできます。 ただし、後述するようにデータの順番というものが決して明確ではないため注意が…

DLast関数

テーブルやクエリに含まれる列(フィールド)で、指定した列に記録されている値のうち最後のものを返します。対象とする行(レコード)を指定する(絞り込む)こともできます。 ただし、後述するようにデータの順番というものが決して明確ではないため注意が…

DLookUp関数

テーブルやクエリに含まれる列(フィールド)で、指定した列に記録されている値を返します。対象とする行(レコード)を指定する(絞り込む)ことができます。使用例 例として右のようなテーブルを用います。 クエリを作成し、次のような列を設けます。 数学…