指定したフィールドに含まれる値から求められる分散を返します。具体的には値の偏差平方和を(値の個数-1)で割ったものが返されます。
詳しく言うと、集計の対象となるレコードが母集団からのサンプルである場合(母集団⊃サンプル)の、母集団の分散の推定値です。集計の対象となるレコードが母集団そのものである場合にその分散(もはや推定値ではない)を求める場合はVarP関数を用います。
使用例
レコードソースとして右のようなテーブルを用いるものとします。表記例 | 戻り値例 | 説明 |
---|---|---|
Var([数学点数]) | 308.944444444444 | 指定したフィールドの値から求められる分散が返されます |
Var([英語点数]) | 299.142857142857 | 指定したフィールドの値にNullが含まれる場合は、そのレコードが計算から除外されます |
Var(50) | 0 | 直接数値を指定した場合、全レコードにその値があるものとして計算された結果が返されます。結果的に0が返されます |
書式
Var([フィールド名])
指定できる引数は1つのみです。フィールド名を指定することにより、そのフィールドに含まれる値から求められる分散が返されます。