指定したフィールドに含まれる値の最大値を返します。
使用例
レコードソースとして右のようなテーブルを用いるものとします。表記例 | 戻り値例 | 説明 |
---|---|---|
Max([数学点数]) | 91 | 指定したフィールドの値の最大値が返されます |
Max([英語点数]) | 88 | 指定したフィールドの値にNullが含まれる場合は、そのレコードが計算から除外されます |
Max(50) | 50 | 直接数値を指定した場合、全レコードにその値があるものとして計算された結果が返されます。結果的に指定した値がそのまま返されます |
書式
Max([フィールド名])
指定できる引数は1つのみです。フィールド名を指定することにより、そのフィールドに含まれる値の最大値が返されます。
備考
ExcelのMAX関数だと「=MAX(88,56,45…)」というように配列状の値を直接指定することが出来ますがAccessのMax関数ではできません。上記のように数値を1つのみ指定することは可能であるものの、その場合はレコードソースの全レコードがその指定した値を持っているものとして求められた値の最大値が返されます。
なお、横方向の最大値を求める方法としてはIIf関数をネストしたり複数用いたりする方法のほかに次のようなものも挙げられますが、決して簡単とはいえず厄介なところです。