指定した値がNullでなければそのままの値を返し、Nullであるときは代替値を返します。
使用例
表記例 | 出力例 | 説明 |
---|---|---|
Nz("あいうえお",0) | あいうえお | 「あいうえお」という文字列はNullではないので(代替となる「0」ではなく)そのままの値が返されます |
Nz(12345,0) | 12345 | 12345という数値も当然Nullではないのでそのままの値が返されます |
Nz(Null,0) | 0 | Nullに対して代替値である0が返されます |
Nz("",0) | (長さ0の文字列) | 長さ0の文字列はNullではないのでそのまま返されます |
Nz(Null,Null) | (Null) | 代替値としてNullが返されます |
Nz("あいうえお") | あいうえお | 値がNullでなく、代替値が省略されている場合、値がそのまま返されます |
Nz(Null) | (長さ0の文字列) | 値がNullで、代替値が省略されている場合、長さ0の文字列が返されます |
書式
Nz(Null候補値[,代替値])
備考
一見なにげない関数ですが、AccessではNullを四則演算等の計算や(多くの)関数に組み込んだ場合に結果がNullになってしまう(Nullの伝播)ため多用されます。