DateAdd関数

 指定した日付時刻に、指定した間隔(任意の年数、月数、日数など)を加えた日付時刻を返します。

使用例

表記例出力例説明
DateAdd("yyyy",1,#2015/09/15#)2016/09/15指定した日付の1年後の日付を返す例です。最初の引数「"yyyy"」と2番目の引数「1」により、1年を加えることを表しています
DateAdd("q",1,#2015/09/15#)2015/12/15指定した日付の1四半期後(3か月後)の日付を返す例です。最初の引数「"q"」は四半期(3か月)を表します
DateAdd("m",1,#2015/09/15#)2015/10/15指定した日付の1月後の日付を返す例です。最初の引数「"m"」は月を表します
DateAdd("y",1,#2015/09/15#)2015/09/16指定した日付の1日後の日付を返す例です。最初の引数「"y"」は日を表します
DateAdd("d",1,#2015/09/15#)2015/09/16指定した日付の1日後の日付を返す例です。最初の引数「"d"」は日を表します(「"y"」と同じです)
DateAdd("w",1,#2015/09/15#)2015/09/16指定した日付の1日後の日付を返す例です。最初の引数「"w"」は日を表します(「"y"」と同じです)
DateAdd("ww",1,#2015/09/15#)2015/09/22指定した日付の1週後(7日後)の日付を返す例です。最初の引数「"ww"」は週を表します
DateAdd("h",1,#2015/09/15 12:00:00#)2015/09/15 13:00:00指定した日付時刻の1時間後の日付を返す例です。最初の引数「"h"」は時を表します
DateAdd("n",1,#2015/09/15 12:00:00#)2015/09/15 12:01:00指定した日付時刻の1分後の日付を返す例です。最初の引数「"n"」は分を表します
DateAdd("s",1,#2015/09/15 12:00:00#)2015/09/15 12:00:01指定した日付時刻の1秒後の日付を返す例です。最初の引数「"s"」は秒を表します
DateAdd("d",-20,#2015/09/15#)2015/08/26 2番目の引数としてマイナスの値を指定することにより、日付時刻をさかのぼることも可能です

書式

DateAdd(基準単位,加算数値,基準日付時刻)

 基準単位については上記の使用例のとおりですが、改めて示すと次のとおりです。
 なお「"yyyy"」というようにダブルクォーテーションで囲む必要があります。
 また、yyyyとy、mとnの区別を間違いやすいので注意が必要です。

基準単位意味
yyyy
q四半期(3か月)
m
y年間通算日(日と同じ意味)
d
w週日(日と同じ意味)
ww週(7日)
m
n
s

備考

 第1引数を「m」として1月後を求める場合、例えば5月31日の1月後を求めると結果は6月30日となります。同様に7月31日の1月前は6月30日となります。
 つまり

  • 「月」の値は、必ずもとの月の前月または翌月
  • 「日」の値は、その月(前月または翌月)に存在する日の中で、元の「日」の値に最も近いもの
となります。四半期後(前)や1年後(前)を求める場合も同様の考え方が適用されます。具体的な実行結果についてはこちらをご覧ください。