StrComp関数

 2つの文字列を比較した結果を表す値を返します。
 比較は文字列の長短などではなく、基本的にソート順に基づいて行われます。

使用例

表記例出力例説明
StrComp("ABC","ABD")-1最初の文字列「ABC」は2番目の文字列「ABD」未満であるとみなされ-1が返されます
StrComp("ABC","ABC")0最初の文字列と2番目の文字列はともに「ABC」であり等しいものとみなされ0が返されます
StrComp("ABD","ABC")1最初の文字列「ABD」は2番目の文字列「ABC」を超えるものとみなされ1が返されます
StrComp("AA","ABC")-1「AA」は「ABC」未満とみなされます
StrComp("AAAAA","ABC")-1「AAAAA」は「ABC」未満とみなされます。文字列の長短は比較の基準ではありません
StrComp("abc","ABC")0基本的に大文字と小文字は区別されませんので等しいものとみなされます。全角と半角、ひらがなとカタカナについても同様です
StrComp("abc","ABC",0)13番目の引数を0とすることにより大文字と小文字(及び全角と半角、ひらがなとカタカナ)を区別して比較することができます
StrComp("abc","ABC",1)03番目の引数を0とすることにより大文字と小文字(のほかに全角と半角、ひらがなとカタカナ)を区別しないで比較することを明示できます

書式

   StrComp(文字列1,文字列2[,比較モード])

 比較モードとして指定できる値と意味は次のとおりです。省略した場合は-1を指定したものとみなされます。

比較モード意味
-1Option Compare ステートメントの設定により比較
0バイナリモードで比較(大文字と小文字、全角と半角、ひらがなとカタカナは区別する(同一視しない))
1テキストモードで比較(大文字と小文字、全角と半角、ひらがなとカタカナは区別しない(同一視する))
2データベースの情報に基づいて比較

備考

 単に同じかどうかという比較であれば=演算子で十分です。