クエリ
クエリは、テーブルに記録された生のデータに基づいてデータの抽出や集計を行い、必要なデータを取得するためのモノ(オブジェクト)です。 データシートビューで見た場合、テーブルクエリの見た目はほとんど同じであるものの、クエリには基本的に生のデータ…
「クエリとは」の節でも触れたように、クエリにもいろいろな機能をもったクエリがありますが、通常はクエリといえば選択クエリ、つまり既存のテーブルから必要なデータを取り出し表示するクエリを指します。 ここでは、この選択クエリにより必要なデータを取…
クエリでは、テーブルに存在する列の内容をそのまま表示したり、列ごとに集計した値を表示することができます。 また、それだけなく、ある列の値をもとに関数などを使って計算した結果や、複数の列をもとに計算した結果を、別の列(演算フィールド)として表…
先の節では、1つの数値型の列に対して1つの単純な条件を与えることでデータを抽出する例を見てきましたが、データ型に応じて条件の表し方は異なります。また、複数の条件を設けたり、「あ行から始まる文字列」といったマッチングによる検索を行ったり、複数…
前の節ではさまざまなデータ型やAnd、Or条件に対応したデータの抽出の例を見てきましたが、いずれも条件となる値を("東京都"とか#2016/12/31#といったように)直接指定するというものでした。 しかし実際には、クエリを開くたびに抽出条件となる値を指定し…
クエリでは、同じ値をもつデータを1つにまとめることができます。これをグループ化といいます。 また、集計機能により数値の合計や平均などの値を求めることができます。 さらに、グループ化と集計を同時に行うことによって、グループごとの数値の合計や平…
さて、これまでの節では、クエリに1つのテーブルを置き、そこから必要な行や列を抽出したり、計算により導いた列(演算フィールド)を作成する例を示してきました。 しかし、クエリデザインの画面に置けるテーブルは1つに限られません。2つ以上のテーブルを…
クエリでは2つのテーブルを「線で結ぶ」ことにより、特定の列の値で結び付けられた(結合された)レコードの内容をそれぞれのテーブルから抽出することができます。 この抽出内容については結合プロパティというプロパティの設定により変更することができ、…
あるテーブル(クエリ)と別のテーブル(クエリ)を比較し、特定の列について「同じ値を持たない」レコードを抽出したいという場合があります。 「同じ値を持つ」レコード抽出するのであればクエリデザインの画面で両方の列を線で結べばいいだけですので簡単…
テーブルやクエリに含まれる1つの、あるいは複数の列に注目して、同じ値を持つレコードをすべて抽出したいという場合があります。 グループ化集計がそれに近いように思われますが、実際にやってみると手順が長くなったり難しかったりしますので、そのような…
クエリは基本的にテーブルのデータに基づいて作成されますが、テーブル作成クエリというものを利用することで、逆にクエリからテーブルを作成する、ということができます。 簡単に言えばExcelにエクスポートするのと同じようなもので、ある時点でのデータを…
追加クエリはアクションクエリと呼ばれるものの一つです。 この追加クエリにより、ほかのテーブルやクエリにあるレコードを、別のテーブルに一括して追加することができます。 手作業のコピーペーストでうまくいく場合もありますが、追加クエリでは追加する…
テーブルでのレコードの削除は手作業で行うだけでなく、更新クエリというものを用いて一括して実行することができます。 具体的には更新の対象となるレコードの抽出条件と、更新後の値を式として設定することにより多数のレコードを一挙に更新することができ…
クロス集計(縦軸と横軸にそれぞれ集計の区分となる項目を設けて値を集計する方法)は日常的によく用いられます。しかし、Accessの特性上、さまざまなデータは縦に並べて整理されている場合が多く、基本的な集計機能でクロス集計を実現するのは困難です。そ…
テーブルからのレコードの削除は手作業で行うだけでなく、削除クエリというものを用いることによって条件に合致するレコードを一括削除することができます。 手順 複数のテーブルを用いる例 備考 手順 サンプルとなるテーブル、つまり削除の対象となるテーブ…