ハイパーリンク型の値からアドレス等の値を返します。
使用例
まず準備として、テーブルでハイパーリンク型のフィールドを設け、値を入力します。
詳細な設定はフィールド上で右クリックし、「ハイパーリンク」>「ハイパーリンクの編集」と選択します。
ウインドウが現れます。
ハイパーテキストとして表示される文字列は「表示文字列」欄で設定します。
実際のリンク先は「アドレス」欄で設定します。アドレスに「#」で始まるサブアドレス(ページ内リンクとして指定されるアドレス)が含まれていることに注意してください。
そして、「ヒント設定」をクリックして現れるウインドウでは、ハイパーリンクにマウスオンしたときに表示されるヒント文字列を設定することができます。
このテーブルに基づくクエリを作成し、次のような列を設けます。
式1:HyperlinkPart([リンク],0) 式2:HyperlinkPart([リンク],1) 式3:HyperlinkPart([リンク],2)
データシートビューです。
式1(第2引数0)と式2(第2引数1)では「表示文字列」で設定した値が、式3(第2引数2)では「アドレス」で設定した値(ただしサブアドレス部分を除く)が表示されています。
次の3つの列を設置したときのデータシートビューです。
式4:HyperlinkPart([リンク],3) 式5:HyperlinkPart([リンク],4) 式6:HyperlinkPart([リンク],5)
式4(第2引数3)ではサブアドレスの値が、式5(第2引数4)では「ヒント設定」で設定した値が、式6(第2引数5)ではサブアドレスを含むアドレス全体が表示されています。
書式
HyperlinkPart(ハイパーリンク,抽出パート値)
抽出パート値として指定できる値は次の通りです。
抽出パート値 | 意味 |
---|---|
0 | 表示文字列 |
1 | 表示文字列 |
2 | アドレス(サブアドレス除く) |
3 | サブアドレス |
4 | ヒント文字列 |
5 | フルアドレス(サブアドレス含む) |
備考
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