TypeName関数

 指定した値に関する情報を表す文字列を返します。
 簡単に言ってデータ型を表す文字列を返します。

使用例

表記例出力例説明
TypeName("こんにちは")String文字列型の場合
TypeName("12345")String文字列型の場合
TypeName(12345)Long長整数型の場合
TypeName(12345.67)Decimal10進数型の場合
TypeName(CSng(12345.67))Single単精度浮動小数点型の場合。関数やテーブルのデータ型により型が指定されている場合はそれに応じた戻り値となります
TypeName(#2017/06/15#)Date日付型の場合
TypeName(2017/6/15)Double#を伴わない日付は倍精度浮動小数点型とみなされます
TypeName(CDate(2017/6/15))Date日付型の場合
TypeName(Null)NullNullの場合(戻り値は「Null」という文字列)

書式

TypeName(値)

 戻り値とその意味は次の通りです。

データ型意味
Byteバイト型
Integer整数型
Long長整数型
Single単精度浮動小数点型
Double倍精度浮動小数点型
Currency通貨型
Decimal10進数型
Date日付型
String文字列型
Booleanブール型
Errorエラー値
EmptyEmpty
NullNull
Objectオブジェクト
Unknown型が不明なオブジェクト
Nothingオブジェクトを参照していないオブジェクト変数

備考

 上記使用例には記載していませんが、コントロールやそのほかオブジェクトの種類を取得することも可能です。
 コントロールの種類については次の記事をご覧ください。

www.accessdbstudy.net

 また、似たようなはたらきをする関数としてVarType関数があります。

www.accessdbstudy.net