指定した月の最初の日曜日（またはその他の曜日）の日付を求めます。なお、「最後」の方を求める方法についてはこちらをご覧ください。
月をどう指定するかを決める必要がありますが、ここでは右のようなテーブルを用いて、それぞれの日付が属する月の最初の日曜日（またはその他の曜日）を求めるものとします。
最初の日曜日を求める場合
まず月の最初の日曜日を求めるケースです。
クエリで次のような列を設けます。
（画像にある「月最初日曜日の曜日」列は確認のためであり、必要はありません）
月最初日曜日: DateSerial(Year([日付]),Month([日付]),8-Weekday(DateSerial(Year([日付]),Month([日付]),0)))
何をやっているのかというと、右側（内側）のDateSerial関数により日付の前月末日を求め、その日が日曜だったら当月7日（8-Weekday関数の結果が7となる）、月曜だったら当月6日、…、土曜だったら当月1日という日付を求めています。
データシートビューです。
求められた日付はいずれも日曜日であり、1日から7日までの間にありますので、求める結果が得られていることが分かります。
その他の曜日を求める場合
例として月の最初の金曜日を求めます。
クエリで次のような列を設けます。
（画像にある「月最初金曜日の曜日」列は確認のためであり、必要はありません）
月最初金曜日: DateSerial(Year([日付]),Month([日付]),8-Weekday(DateSerial(Year([日付]),Month([日付]),0),6))
日曜日を求める例と何が違うかというと、Weekday関数の第2引数として「6」を指定しています。
全体としては、まず右側（内側）のDateSerial関数で日付の前月末日を求め、その日が金曜だったら当月7日（8-Weekday関数の結果が7となる）、日曜だったら当月6日、…、木曜だったら当月1日という日付を求めています。
月の最初の何曜日を求めるかは、このWeekday関数の第2引数を変えることで決められます。日曜日を求めるなら1とするか省略し（省略すれば最初の例と同じになります）、月曜日を求めるなら2とし、…、土曜日を求めるなら7を指定すればOKです。
データシートビューです。
求められた日付はいずれも金曜日であり、1日から7日までの間にありますので、求める結果が得られていることが分かります。
