フォームやレポートをオート作成した場合など、空白セルという色も文字も何もないコントロールが出現する場合があります。
これといった機能のない単なる穴埋め的なコントロールで、特に必要になることもないのですが、あえて意図的に作りたいというときの方法をいくつか示します。
ラベル等が一部欠けた状態でレイアウトを適用する
ラベルとテキストボックスが並んでいますが、上から2番目テキストボックスにはラベルが付いていません。
これらを選択して右クリックし「レイアウト」-「集合形式」を選択してみると…
テキストボックスが左側に行ってしまいましたが、同時に右側に空っぽのようなコントロールが出現しています。
これが空白セルです。
左側のテキストボックスを右側にドラッグすると…
位置が入れ替わりました。
空白セルに適用できるプロパティ一覧です。
大きさや色、枠線の設定ぐらいで、特に有用な機能はありません。
ちなみに一度作ればあとはコピーペーストで増やすこともできます。
画像は詳細セクションの左上端に空白セルをペーストした様子です。
レイアウトが適用されているコントロールを分割する
ここではラベルとテキストボックスに集合形式のレイアウトが適用されています。
テキストボックスの1つを右クリックし「結合/分割」-「左右に分割」を選択します。
するとテキストボックスが狭くなりました。
このとき右側に空白セルが出現しています。
なお、この方法によりこのテキストボックスの幅を他のテキストボックスと異なる幅に設定することが可能となります(この後さらに手動調整できます)。
レイアウトが適用されているコントロールに列や行を挿入する
レイアウト中の右側にあるテキストボックスの1つを右クリックし「挿入」-「左に列を挿入」を選択します。
するとラベルとテキストボックスの間が空きます。
ここに空白セルが出現しています。
空白セルの1つを選択してみました。
単にラベルとテキストボックスの間を空けるだけなら「左スペース」プロパティの値を変えるといった方法でもよいのですが、枠線の表示などで都合が悪くなる場合がありますので、こちらの方法を使うことも考えられます。