イミディエイトウインドウは、変数や式を即座に評価・実行して結果を表示させることができる対話型のウインドウです。
プログラム実行中の変数やプロパティの値を表示させることもできるので主にデバッグに用いられますが、以下でいくつかの使用例を示します。

イミディエイトウインドウを表示するには、VBEの「表示」メニューを開き、「イミディエイトウィンドウ」を選択します。

「イミディエイト」と記された空白のウインドウが出ました。
これがイミディエイトウインドウです。

このウインドウ内にて「?」(または「Print」)の後に値や式、関数などを記してEnterすると……

その結果が出力されます。

その時点でのさまざまな変数やプロパティの値を表示させることもできます。
画像はフォーム上のテキストボックスの値(「Forms!F_検索!txt_検索ワード.Value」)を取得してイミディエイトウインドウ内に表示させている様子です。

Subプロシージャを実行させることもできます。
上部のコードウインドウに表示されているのは標準モジュールのプロシージャですが、その名前「greeting」を記して(「?」は不要)Enterすると……

プロシージャが実行され、MsgBoxによるダイアログが表示されました。

Functionプロシージャに値を渡して戻り値を表示することもできます(「?」が必要)。

プロシージャからイミディエイトウインドウに値を出力することもできます。
Debug.Printメソッドの後に表示させたい値や式などを記すと、イミディエイトウインドウにその結果が表示されます。