Sln関数

 定額法により計算した各期の減価償却額(償却期間中における額)を返します。

使用例

表記例出力例説明
Sln(300000,30000,10)27000
Sln(300000,30000,-10)-27000償却期間がマイナスとなる不自然な値指定の例
Sln(300000,3000000,10)-270000取得価額<残存価額となる不自然な値指定の例
Sln(300000,30000,0)(エラー)

書式

   Sln(取得価額,残存価額,償却期間)

備考

 
 「(取得価額-残存価額)/償却期間」という計算と同じ結果を返しますので、上記のような不自然な値指定であっても計算どおりの値を返します。
 なお、どの期における償却額を求めるのかを指定することはできません。定額法による各期の償却額は等しくなりますのでそのような指定は不要といえば不要ですが、償却期間終了後の償却額(0ですが)を表したい場合はIIf関数などと組み合わせる必要があります。