レポートでオートシェイプを利用する

(結論としてはExcelやWordからコピーしてくださいということですので、Accessだけで完結させたい方はスキップしてください)

 Accessのレポートの装飾機能は極めて貧弱で、基本的なコントロールにより直線や四角が置けるだけ、あとはせいぜいVBAで円や楕円が描画できる、といった程度です。
 それだけでなく矢印や吹き出しやフリーハンドで描いた図形を挿入したい、という場合は、やはりExcelやWordでオートシェイプを作成しレポートにペーストするというのが手っ取り早い方法です。
 例としてまずはExcelでオートシェイプを作成します(右の画像はExcel2003によるものです)。
 

 そしてレポートデザインの画面にコピー(カット)ペーストします。プロパティのOLEサイズをストレッチにし(縦横比の変更が可能となります)、背景スタイルを透明にすれば(他のオブジェクトとの重ね合わせが自然になります)使い勝手も悪くないものと思います。ただし、ただの非連結OLEオブジェクトとなりますのでテキストの編集などはできず、テキストを加えたいのであればラベルやテキストボックスを重ねて設置することとなります。


 プレビューはこのようになります。最初の画像と比べてもわかるように、曲線が多少角張ってしまいますが、実用的にはこれで充分かと思います。