名前付けの規則(命名規則)と接頭辞

 本サイトでは名前付け規則(命名規則)を用いていませんが、ある程度の規模のシステムを作ろうとする場合は考慮すべきかと思いますので参考まで。

 テーブルやレポートのほかテキストボックスや変数に至るまで、さまざまなモノには名前を付けなければなりません。名前の付け方は自由ですが、ある程度方法が定まっていないと、後で指定するときに勘違いしてしまい全く関係ないものを指定してしまう、というミスが起こりやすくなります。
 対策の一つとして、モノの種類に応じて「会員テーブル」とか「成績クエリ」といった名前を付けるようにすれば、テーブルとクエリを間違って指定しまうことは避けられます。
 ただし、実際には種類を区別するための文字を後につける(接尾辞)のではなく前につける(接頭辞)こととし、その文字列も短いものにするのが一般的です。

例としては

  • テーブル…「T_商品」とか「tbl_商品」
  • クエリ…「Q_販売」とか「qry_販売」
  • フォーム…「F_管理」とか「frm_管理」
  • レポート…「R_集計」とか「rpt_集計」
といったものが挙げられます。
 コントロールの場合は
  • テキストボックス…「txt_初日」
  • ラベル…「lbl_キャプション」
  • コンボボックス…「cmb_ジャンル」
  • (以下略)
といったものが考えられます。
 さらにそれぞれのモノの役割に応じて接頭辞を細分化する場合もあり、さまざまな規則が提案されています。どれが正解ということもありませんし、暗記する必要もないかと思いますが、命名規則というものの存在は覚えておいていただきたいと思います。