Nullであること、つまり値が何も入力されていないことを条件としてデータを抽出する方法です。Excelの場合は何も入力されていないセルと空文字列(="")の区別があいまいなところがあります(ISBLANK関数で区別できますが)が、Accessではそうはいきませんので注意が必要です。
右のようなテーブルを用いて、「知恵」列の値がNullである行(レコード)を抽出するものとします。
クエリデザインで、該当する列の「抽出条件」欄に「Is Null」と記入します。単に「Null」としても補完されますが、「=Null」とか「=""」などとしてしまうとうまくいきませんので注意が必要です。
狙った通り抽出されました。
なお、Nullでない行を抽出する場合は「Is Null」の代わりに「Is Not Null」とすればOKです。
余談ですがNullの抽出は「IF関数ではなくIIf関数」、「MOD関数ではなくMod演算子」と並んでAccessを久々に使ったときに忘れやすい事項かと思います。