郵便番号を入力するとそれに対応した住所が、また、住所を入力するとそれに対応した郵便番号が自動的に入力される便利機能です。
例として右のようなテーブル(「郵便」列に郵便番号を、「所在地」に住所を記録します)を用います。
「郵便」列の「住所入力支援」プロパティを選択し、右端の「…」をクリックすると…
ウイザード画面が出ます。どの列に郵便番号を記録するのかを聞かれますので、「郵便」を選択します。
次に、どのフィールドに住所を記録するのか聞かれますので、「所在地」を選択します。
なお、ここでは単一の列に住所を入力しますが、複数の列に分けて入力することもできます。
設定後の「郵便」列のプロパティです。「定型入力」プロパティが適宜設定されているとともに「住所入力支援」プロパティに「所在地」と設定されています。
これで「郵便」列に郵便番号を入力すると「所在地」列に住所が自動的に入力される設定になっています。
一方の「所在地」列のプロパティです。「住所入力支援」プロパティに「郵便;;;」と設定されています。
これで「所在地」列に住所を入力すると「郵便番号」列に住所が自動的に入力される設定になっています。
なお、当たり前ですがこれらを手動で入力しても同じように機能します。
住所を自動入力するとき、複数の列に分ける場合は列名に応じて「所在地1;所在地2」などとセミコロンを挟みます。
また、郵便番号を自動入力するときはこの例の「郵便;;;」のように設定しますが、住所を複数の列に分けて入力する場合はそれらすべての列において設定する必要があります。
入力の様子です。郵便番号を入力し終わるとともに…
対応した住所が現れます。
逆に「所在地」列に住所を入力すると「郵便」列に郵便番号が現れます。
注意点としては、郵便番号を変えたときに実在する郵便番号であれば住所も変わる一方で、架空の郵便番号(住所に対応していない郵便番号)に変えても住所は消えてくれずそのままであることが挙げられます。同様に、住所を変えたときに郵便番号のある住所に変えたのであれば郵便番号も変わりますが、郵便番号のない住所に変えても郵便番号は変わりません。