通常、グループ化や並べ替えのキーとしてフィールドそのものを指定しますが、関数の戻り値を使用することもできます。
ただし、クエリで関数を使ってキーとなる値を用意していればいいだけのことですので、必要性は低いです。
例としてグループ化のキーとして関数を用いてみます。デザインビューで「フィールドの選択」をクリックした際のリストをよく見ると「式」という項目がありますのでこれを選択します。
式の入力を求められますので「=Left([ふりがな],1)」と入力してOKとします。
つまり「ふりがな」の頭文字によりグループ化しようというわけです。
(画面には表示されていませんがグループ「式」による昇順の並べ替えを設定しています)
さて、グループヘッダーにその頭文字を表示するよう、テキストボックスを置きコントロールソースを「=Left([ふりがな],1)」とします。
さらに全体の並べ替えキーとして「ふりがな」を指定します。
印刷プレビューです。狙い通りに、ふりがなの頭文字によってグループ化されているのがわかります。