フォームのコンボボックスには「区切り文字」というプロパティがありますが、通常のコンボボックスで値を変更しても特に変化はありません。
例として「;」(セミコロン)にしてみますが…
コンボボックスの見た目はいつも通りで、どこにもセミコロンは現れません。
このプロパティが効果を持つのは、コンボボックスが複数の値を持てる設定になっているときです。
そこでテーブルに戻り、複数の値を持てるフィールドを設けます(「表示コントロール」を「コンボボックス」とし、「複数の値の許可」プロパティを「はい」にする)。この例では「趣味」列です。
このフィールドをフォームに置き、「区切り文字」をセミコロンにしてみます。
指定したとおり、値がセミコロンで区切られています。
なお「改行」にすると、このようにちょっとリストボックスに近い感じになります。なお、高さは手動で設定した固定値であり、値の数に応じて下方に拡張するような機能はありません。
また、コントロールソースを別の(複数の値を持てない)フィールドに変更したり非連結に切り替えると、最初の例と同じく通常の表示に戻ります。