フォーム上の小さなテキストボックスを編集時に拡大し、入力作業を容易にする方法です。
あまり使われるわけではないですが結構簡単ですので覚えておいて損はありません。
例としてこのようなフォームがあります。
「抱負」というテキストボックスがありますが、記入される内容が長いため、編集時にテキストボックスをズームして入力させるものとします。
そこで次のようなイベントプロシージャを設けます。
Private Sub 抱負_DblClick(Cancel As Integer) DoCmd.RunCommand acCmdZoomBox End Sub
どのイベントに対応させるか悩ましいところですが、単なるクリックだと毎回ズームしてかえって鬱陶しいように思いますので、ここではダブルクリック(DblClick)としておき、必要に応じてズームできるようにします。
テキストボックスをダブルクリックするとこのようにズームし、全文を確認しながら入力ができます。
なお、帳票フォームでも利用できます。その場合、どのレコードのテキストボックスを操作しているのかわからなくなってしまうことがあるかもしれませんが、レコードセレクタの三角マークで区別できます。