デザインモードで長さを表す単位はcmとなっていますが、入力時にはcm以外にもいくつかの単位が使えます。
画像はレポートのデザインモードで、ここでは2つあるテキストボックスのうち上の方にあるものの幅を1in、つまり1インチと入力しようとしています。
入力すると2.54cmとなりました。
結果的にcmで表されていますが、このように入力時にはcm以外の単位も用いることができます。
このように使える単位には次のようなものがあります。
2~4列目は値を1,10,1000としたときの変換結果です。
ただしpxの長さは環境に依存しますので注意してください。
単位 | ×1 | ×10 | ×1000 |
---|---|---|---|
twip | 0.002cm | 0.018cm | 1.764cm |
px (14インチHD解像度での例) | 0.026cm | 0.265cm | 26.455cm |
pt | 0.035cm | 0.353cm | 35.273cm |
cm | 1cm | 10cm | - |
in | 2.54cm | 25.397cm | - |
ところで、下の方のテキストボックスのコントロールソースは「=[テキスト0].[Width]」となっており、上の方のテキストボックスの幅を表示するものとなっています。これを印刷プレビューで見るとこうなります。
このときの単位はtwipです(1in=1440twip)。長さは内部的にはtwip単位で記録されていて、0に近い長さを指定したときに0.002cmになったり、1.2cmとしたときに1.199cmになったりするのはこれが原因です。