使いどころがちょっとわかりにくいクエリパラメーターウインドウについてです。
まずはこのようなテーブルを用います。「誕生日」列のデータ型は日付型です。
このテーブルに基づくクエリを作成し、「誕生日」列の抽出条件として「>=[誕生日いつから] And <=[誕生日いつまで]」と設定しました。
これで、このクエリをデータシートビューで開くたびに2つのパラメータを入力させ、誕生日が指定した期間内である者を抽出することができます。
そしてデータシートビューで開くときに、日付型とみなされないような値(この例では「20010101」など)を入力すると…
すべてのパラメータの入力が終わってから(ここが重要です)、エラーとなってしまいます。
パラメータが1つや2つならともかく、たくさん入力させられてからエラーになってしまうのはちょっと不親切な感じがします。
そこでデザインビューのときのウインドウ上部にある「パラメーター」のボタンをクリックします。
「クエリ パラメーター」というウインドウが現れます。
ここで、設定したパラメータの名前と、その適切なデータ型を入力しておきます。
クエリを再度データシートビューで開き、やはり日付型とみなされない「20010101」という値を入力してみます。
すると、その時点(最初に誤ったデータ型で入力した時点)でただちにエラーメッセージが表示されます。
最後まで入力してからエラーとなることによる時間の無駄を抑えることができますし、エラーの要因が直ちに理解できますので(できれば〇〇型と明示してくれた方がありがたいですが)、パラメータクエリを扱いやすくなります。