フィールド移動時のカーソルの位置を設定する

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 画像はテーブルの様子ですが、矢印キーやEnterキーなどのキー操作でフィールドやレコードを移動した際に、デフォルトでは移動先の値の全体が選択された状態となります。
 新たな値を上書きするのならこれでいいのですが、既存の値の末尾に文字列を足したい場合にはカーソルが末尾に来てくれればありがたいですし、先頭に文字列を足したい場合は先頭に来てほしいところです。
 これについてはプロパティで設定が可能です。


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 ウインドウ上部の「ファイル」タブを選び、メニューから「プロパティ」を選択します。


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 「Accessのオプション」というウインドウが現れますので、左のメニューから「クライアントの設定」を選びます。すると右側の詳細の中に「フィールド移動時の動作」というメニューが現れます。カーソルの位置はここで設定することができます。
 設定値は「フィールド全体を選択」となっています。
 これを「フィールドの最後に移動」に変えると…


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 先ほどと違い、フィールドやレコードを移動した際に、カーソルが値の末尾に来ます。


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 テーブルだけでなく、クエリのデザインビューでも同じようになります。
 もちろんデータシートビューでも同様です。


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 フォームでも同様です。
 地味な設定ですが、手作業で値を更新していくときに使い分けると便利です。