InputBox関数を用いてクエリのパラメータの入力を行うことができます。
通常のパラメータ入力と比べたときのメリットとしては、ウインドウにタイトルを付けられること、メッセージ中で改行できること、既定値を設定できること、関数が使えることが挙げられます。
手順
ではやってみましょう。
サンプルとしてこのようなテーブルに基づくクエリを作り、インプットボックスに入力された値を条件として抽出を行います。
クエリのデザインビューです。テーブルを置き、次のような列を設けます。
Eval("InputBox('抽出対象となる日付を入力してください'&Chr(13)&Chr(10)&'既定値('&Date()&')は今日の日付です','こんにちは',Date())")
クエリをデータシートビューで開こうとするとインプットボックスが現れます。
独自のタイトル設定、メッセージ中の改行及び関数の戻り値の表示、既定値の設定ができています。
そのままOKをクリックすると、確かに該当するレコードが抽出できました。
備考
同様に、クエリを開くときにMsgBox関数でメッセージを表示することができます(詳しくは次の記事に記載しています)。本記事はこの焼き直しです;-o-)
また、抽出条件を設定する際には通常上記のように「抽出条件」欄に式を記入しますが、これで不具合が生じる場合は「新たな列を設ける」という方法もあります。
具体例については次の記事の例が参考になるかと思います。