フォームやレポートを開くためのコントロールというとコマンドボタンが思いつきますが、「リンク」コントロール、つまりハイパーリンク付きのラベルでも同じようにフォームやレポート等のコントロールを開くことが可能です。
試しにフォームのデザインビューで「リンク」コントロールを置いてみます。
するとダイアログが出ました。左側のメニューから「このデータベース内」を選択したのち、オブジェクトを選択します。
フォームやレポートだけでなく、テーブルやクエリ、モジュール等も選択することができます。
フォーム「F_社員基本情報」を選んでOKするとハイパーリンクが出現しました(実際はセクションの左上に出現します)。
このコントロールの正体はラベルコントロールで「ハイパーリンクサブアドレス」プロパティの値が「Frorm F_社員基本情報」となっています。
フォームビューでのコントロールをクリックすると……
フォーム「F_社員基本情報」が開きました。
このように、リンクコントロールを使うことで、マクロやVBAの記述をすることなく各種のオブジェクトを開くコントロールを設置することができます。
ただし抽出条件等の細かい設定はできないので、使い分けが必要です。
なお、コマンドボタンにも「ハイパーリンクサブアドレス」プロパティがあるので、同じようにマクロの記述をせずに各種コントロールを開くことが可能です。
普通にやると標題が下線付きの青字になりますので、気になる場合は他のコマンドボタンから書式をコピペしましょう。