Accessを利用するためのシステム要件と、製品版及び試用版等の入手についてです。
対応OS等
Accessをインストールして利用できるOSはMicrosoft Windowsのみです。
最新バージョン(2018年8月現在)であるAccess2016についてはWindows 7 Service Pack1以降で利用できます。
ハードウェアを含めた詳しい要件はマイクロソフトの下記のガイドよりご確認いただけます。
なお、macOS(Mac OS)にも各種Office製品が提供されていますがいずれにもAccessは含まれておらず、利用することはできません(2018年8月現在)。
製品版
以前はCDメディアでの販売が当たり前でしたが、最近はパッケージ版でもライセンスキーが同封されているだけという形になり、Access2016では更に様子が変わっています。
具体的にAccess2016の場合、次のような形で購入可能となっています(POSAはライセンスキーが書かれたカードでの販売)。
- Office Professional Premium(プレインストール版)がインストールされたPCを購入する(ソフトのみで50,000円程度)
- Office Professional 2016(POSA版もしくはダウンロード版)を購入する(60,000円程度)
- Office 365 Solo(POSA版もしくはダウンロード版)を購入する(年間12,000円程度)
- Access 2016(POSA版もしくはダウンロード版)を購入する(15,000円程度)
4,5万円もあればそこそこのPCが買える時代にあってOfficeスイートはなかなか高い買い物です;-o-)しかもOffice Professionalと間違えてHome & Businessを買ってしまうとAccessがついてきません。Accessはビジネスソフトとして優秀ですし、普及のためにもより手軽に入手できるようにしてほしいところですが、現状では間違いなくついてきませんので注意してください。
そこでですが、Office 365 Soloは1年間だけのライセンスではあるものの12,000円前後で購入でき、AccessのほかWordやExcelはもちろんPublisherやOneNoteを含むOfficeファミリーが丸々使えます。期限は再度ライセンスを購入することで延長でき、もしその際にバージョンの変更があったとしても自動的に乗り換えることができるそうです(ほかの製品は永続的に使えるものの2016バージョンのままであり、新しいバージョンに自動的に乗り換えることはできないとされています)。特にお試しとして導入する場合はお徳なのではないかと思います。
なお、2018年10月より、Office 365のインストール台数制限(2台まで)が撤廃され、何台でもインストールできるようになっています。
試用版
Accessを含むOfficeの無料試用版が用意されており、1か月間試用することができます(Access単体の試用版というのは無いようです)。アカウントの作成のほかクレジットカード情報が必要となるのがちょっと面倒かもしれません。もちろん試用期間中は無料で、試用期間中のキャンセルも可能です。
試してませんが製品版と同じく旧バージョンとの共存はできないと考えられますので注意してください。
マイクロソフトのサイトで配布されていますので、同社のHPか検索エンジンから探してみてください。
ランタイム
Accessのランタイム(Runtime)というソフトをインストールすれば、Accessのファイルを開いたり印刷するだけでなく、データの入力や操作ができます。これも無料で、使用期限もなく使えます。ただし開発(オブジェクトの作成や変更等)はできませんので、他者が作ったファイルを開いてデータの入力や操作をすることしかできません。
2016版(Access 2016 Runtime)だけでなく過去のバージョンもありますので、利用中のOfficeのバージョンに合わせて導入してください。
マイクロソフトのサイトで配布されていますので、同社のHPか検索エンジンから探してみてください。