Left関数(Left$関数)

 指定した文字列のうち最初の方(左側)から、指定した数値の長さの文字を取り出して返します。
 Left$関数については、戻り値の型が文字列型となります。

使用例

表記例出力例説明
Left("あいうえおかきくけこ",3)あいう
Left("あいうえおかきくけこ",4.4)あいうえ数値が小数の場合、取り出される文字数は小数点以下を偶数丸めしたものとなります
Left("あいうえおかきくけこ",4.5)あいうえ数値が小数の場合、取り出される文字数は小数点以下を偶数丸めしたものとなります
Left("あいうえおかきくけこ",5.4)あいうえお数値が小数の場合、取り出される文字数は小数点以下を偶数丸めしたものとなります
Left("あいうえおかきくけこ",5.5)あいうえおか数値が小数の場合、取り出される文字数は小数点以下を偶数丸めしたものとなります
Left("あいうえおかきくけこ",0)(長さ0の文字列)数値0を指定した場合、空文字となります
Left("あいうえおかきくけこ",-1)(エラー)マイナスの数値を指定した場合、エラーとなります
Left$("あいうえおかきくけこ",3)あいう$つきの場合、戻り値の型が文字列型となります

書式

Left(文字列,数値)
Left$(文字列,数値)

備考

 単純に文字列の頭文字を取り出したり、Instr関数(特定の文字の位置を特定する)と併用して氏名から苗字を抜き出す、といった目的で比較的多く利用される関数です。