DatePart関数

 指定した日付時刻の、年,月,日など(基準となる単位を指定できます)の数値を返します。

使用例

表記例出力例説明
DatePart("yyyy",#2015/03/15#)2015単位として年(yyyy)を指定した例
DatePart("q",#2015/03/15#)1四半期を指定した例。戻り値は1-3月四半期が1、4-6月四半期が2…となります
DatePart("m",#2015/03/15#)3月を指定した例
DatePart("w",#2015/03/15#)1日曜から始まる1週間を基準として(第3引数を省略)週の何日目かを指定した例
DatePart("w",#2015/03/15#,4)5水曜から始まる1週間を基準として(第3引数=4)週の何日目かを指定した例
DatePart("ww",#2015/03/15#)12日曜から始まる1週間を基準とし(第3引数を省略)、1月1日が属する週をその年の第1週とみなし(第4引数を省略)、その年の何週目かを指定した例
DatePart("ww",#2015/03/15#,4,3)10水曜から始まる1週間を基準とし(第3引数=4)、7つすべての曜日を含む(長さが7日である)最初の週をその年の第1週とみなし(第4引数=3)、その年の何週目かを指定した例
DatePart("y",#2015/03/15#)75年間通算日(その年の何日目か)を指定した例
DatePart("d",#2015/03/15#)14日を指定した例
DatePart("h",#2015/03/15 13:02:03#)13時を指定した例
DatePart("n",#2015/03/15 13:02:03#)2分を指定した例
DatePart("s",#2015/03/15 13:02:03#)3秒を指定した例

書式

DatePart(基準単位,日付時刻[,週初日の曜日,年の初週])

 基準単位として指定できる値は次の通りです。
 DateDiff関数の引数と同じですが、異なる意味になるものもありますので注意してください(週や日に関するもの)。

基準単位意味
yyyy
q四半期(1月から3月、4月から6月、7月から9月、10月から12月の4区分)
m
w週日(その週の何日目か)
ww週(その年の何週目か)
y年間通算日(その年の何日目か)
d
h
n
s

 週初日の曜日及び年の初週は、日付がその年の何週目であるかを求める場合に影響します。
 このうち週初日の曜日は、週が何曜日から始まるのかを指定する値です。意味は以下の表のようになります。
 省略した場合は1としたときと同じく、日曜日を指定したものとみなされます。

週初日の曜日指定される曜日
0NLS APIの設定を使用
1日曜日
2月曜日
3火曜日
4水曜日
5木曜日
6金曜日
7土曜日

 また、年の初週は、どのような週をその年の最初の週とするかを指定する値です。意味は以下の表のようになります。
 省略した場合は1としたときと同じく、1月1日が属する週を指定したものとみなされます。

年の初週指定される週
0NLS APIの設定を使用
11月1日が属する週
24つ以上の曜日を含む(長さが4日以上である)最初の週
37つすべての曜日を含む(長さが7日である)最初の週

備考

 年や時などの値を取得する場合はYear関数やHour関数などで代用できます。
 第1引数(基準単位)として指定できる値はDateDiff関数と同じであるものの、一部は意味が異なりますので注意が必要です。