StrConv関数

 指定した文字種に変換された文字列を返します。

使用例

表記例出力例説明
StrConv("access study",1)ACCESS STUDY第2引数が1の場合、小文字が大文字に変換されます
StrConv("ACCESS STUDY",2)access study第2引数が2の場合、大文字が小文字に変換されます
StrConv("access study",3)Access Study第2引数が3の場合、各単語の最初の文字が大文字に、そのほかは小文字に変換されます
StrConv("access study",4)access study第2引数が4の場合、半角文字が全角文字に変換されます
StrConv("access study",8)access study第2引数が8の場合、全角文字が半角文字に変換されます
StrConv("あくせす がくしゅう",16)アクセス ガクシュウ第2引数が16の場合、ひらがながカタカナに変換されます
StrConv("アクセス ガクシュウ",32)あくせす がくしゅう第2引数が32の場合、カタカナがひらがなに変換されます
StrConv("あくせす がくしゅう",16+8)アクセス ガクシュウ第2引数を足し算の形で表すことにより、複数指定することができます。ただし、許容される組み合わせは限られています(カタカナに、かつ半角にする例)
StrConv("あくせす がくしゅう",24)アクセス ガクシュウ足し算の形ではなく、足し算の結果を記入することで第2引数を複数指定することも可能です(カタカナに、かつ半角にする例)
StrConv(12345,4)12345第1引数(変換の対象)として数値を指定することも可能です

書式

StrConv(文字列,変換モード[,ロケールID])

 変換モードとして指定できる値と意味は次のとおりです。
 上記使用例のような方法で複数指定することも可能です。ただし、許容される組み合わせは限られます。

変換モード意味
1大文字に変換
2小文字に変換
3各単語の最初の文字を大文字に、その他を小文字に変換
4半角文字を全角文字に変換
8全角文字を半角文字に変換
16ひらがなをカタカナに変換
32カタカナをひらがなに変換
64システムの既定のコード ページを使用してUnicodeに変換
128Unicodeからシステムの既定のコードページに変換

備考

 全角と半角の間の変換はカタカナ・英字・数字のすべてに適用されます。特に文字列中のカタカナが意図に反して半角になってしまった、ということがよくありますので注意が必要です。
 なお、次の記事において、変換と引数のパターンを(すべてではありませんが)網羅的に示していますので参考まで。

www.accessdbstudy.net