エクスポート時にファイル形式と出力先を選択させる

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 このようなテーブルをファイルに出力する例を考えてみます。

 オブジェクトをExcel等にエクスポートする場合、TransferSpreadsheetメソッド等がよく用いられますが、細かい設定の違いにこだわらなければOutputToメソッドを使うのも一つの方法です。
 TransferSpreadsheetの場合に出力先等をユーザーに選択させるのはなかなか面倒ですが、OutPutToの場合、出力形式と出力先(第3引数と第4引数)を省略すれば、エクスポートの際にユーザーに選択させることができます。
 具体的な例として次のように記します。

DoCmd.OutputTo acOutputTable, "会員テーブル"


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 実行時の画面です。xlsやPDFのほか、xslx形式を選択することも可能です。


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 次に保存先のフォルダも選択できます。


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 xlsx形式で出力したときのファイルの内容です。
 OutputToメソッドを用いると自動起動の設定(第5引数)も可能ですし、こちらの方が手動エクスポートの感覚に近いかもしれません。