関数と演算子

Sin関数

指定した数値(ラジアン)に対するサインの値を返します。 戻り値は-1以上1以下の数値となります。使用例表記例出力例説明Sin(0)0Sin(1)0.841470984807897Sin(3.14)1.59265291648683E-03書式 Sin(数値)備考 角度としてラジアンではなく度数を与えたい場合は…

Int関数

指定した数値以下の整数のうち最も大きいものの値を返します。 使用例表記例出力例説明Int(3.8)3Int(3.2)3Int(3)3Int(-3.2)-4Int(-3.8)-4書式 Int(数値)備考 Fix関数(指定した値の整数部分を返す)との微妙な違いがしばしば混乱のもととなります。

Round関数

指定した数値を指定した桁に丸めます。具体的に言えば四捨五入の一種ですが一般的な四捨五入と異なり、丸めにより除かれる桁の数字が5でありそれ以下の桁が存在しない場合、丸めにより残る桁の最後の桁の数字が偶数になります(偶数丸め)。つまり3.5を整数…

Tan関数

指定した数値(ラジアン)に対するタンジェントの値を返します。使用例表記例出力例説明Tan(0)0Tan(1)1.5574077246549Tan(3.14)-1.59265493640722E-03書式 Tan(数値)備考 角度としてラジアンではなく度数を与えたい場合は、ラジアンの値に4*Atn(1)/180をかけ…

Len関数

指定した文字列の文字数を返します。使用例 表記例出力例説明 Len("abcde")5 Len("一二三四五")5いわゆる2バイト文字でも1文字は1文字としてカウントされます Len(12345)5数字を直接指定することもできます Len(#2015/09/16 12:34:56#)19日付や時刻も見たま…

StrReverse関数

指定した文字列を逆から並べた文字列を返します。使用例表記例出力例説明StrReverse("三國志")志國三StrReverse(12345)54321数字を直接指定することもできますStrReverse(#2015/09/16 12:34:56#)65:43:21 61/90/5102日付や時刻も見たままの文字列とみなして…

Now関数

システムの日付時刻を返します。使用例 表記例出力例説明 Now()2015/06/20 23:57:33平成27年6月20日午後11時53分ごろの実行結果です 書式 Now() 引数は不要ですがカッコが必要です。備考 レポートを印刷する際のタイムスタンプとして使われます。 日付のみ表…

Hour関数

指定した日付時刻の時を返します。戻り値は0から23の整数となります。使用例 表記例出力例説明 Hour(#2015/09/16 12:34:56#)12 Hour(#12:34:56#)12 Hour("12時34分56秒")12文字列を指定することもできます Hour("平成27年9月16日 12時34分56秒")12文字列を指…

Minute関数

指定した日付時刻の分を返します。戻り値は0から59の整数となります。使用例 表記例出力例説明 Minute(#2015/09/16 12:34:56#)34 Minute(#12:34:56#)34 Minute("12時34分56秒")34文字列を指定することもできます Minute("平成27年9月16日 12時34分56秒")34文…

Second関数

指定した日付時刻の秒を返します。戻り値は0から59の整数となります。使用例表記例出力例説明 Second(#2015/09/16 12:34:56#)56 Second(#12:34:56#)56 Second("12時34分56秒")56文字列を指定することもできます Second("平成27年9月16日 12時34分56秒")56文…

LTrim関数(LTrim$関数)

指定した文字列の最初(左側)にある空白を取り除いた文字列を返します。空白は全角半角問わず取り除かれます。2つ以上の空白が並んでいてもすべて取り除かれます。 LTrim$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例表記例出力例説明LTrim(" …

RTrim関数(RTrim$関数)

指定した文字列の最後(右側)にある空白を取り除いた文字列を返します。空白は全角半角問わず取り除かれます。2つ以上の空白が並んでいてもすべて取り除かれます。 RTrim$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例 表記例出力例説明 RTrim("…

Time関数(Time$関数)

システムの時刻を返します。 Time$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例 表記例出力例説明 Time()20:28:09午後8時28分ごろの実行結果です Time$()20:28:09午後8時28分ごろの実行結果です 書式 Time() Time$() 引数は不要ですがカッコが必…

Left関数(Left$関数)

指定した文字列のうち最初の方(左側)から、指定した数値の長さの文字を取り出して返します。 Left$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例表記例出力例説明Left("あいうえおかきくけこ",3)あいうLeft("あいうえおかきくけこ",4.4)あいう…

Right関数(Right$関数)

指定した文字列のうち最後の方(右側)から、指定した数値の長さの文字を取り出して返します。 Right$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例表記例出力例説明Right("あいうえおかきくけこ",3)くけこRight("あいうえおかきくけこ",4.4)きく…

DateSerial関数

指定した年、月、日の数値から生成される日付を返します。使用例表記例出力例説明DateSerial(2015,10,16)2015/10/16DateSerial(2015,10,32)2015/11/01日として32を指定すると31日の翌日(30日の翌々日)とみなされます DateSerial(2015,10,0)2015/09/30日と…

TimeSerial関数

指定した時、分、秒の数値から生成される時刻を返します。使用例表記例出力例説明 TimeSerial(12,34,56)12:34:56TimeSerial(12,34,60)12:35:00秒として60を指定すると59秒の次の秒とみなされます TimeSerial(12,34,-1)12:33:59秒として-1を指定すると0秒の前…

IsNull関数

指定した値がNullであるかどうかを表す値を返します。具体的にはNullであるときはTrueもしくは-1を返し、NullでないときはFalseもしくは0を返します(クエリやレポート等では-1や0と表示され、VBAのイミディエイトウインドウやメッセージボックスではTrueやF…

TimeValue関数

指定した日付時刻の時刻を返します。使用例表記例出力例説明TimeValue(#2015/09/16 12:34:56#)12:34:56TimeValue(#12:34:56#)12:34:56TimeValue("2015/09/16 12:34:56")12:34:56文字列を指定することもできますTimeValue("12:34:56")12:34:56文字列を指定す…

QBColor関数

指定した色番号(0〜15)に対応する10進数のカラーコードを返します。使用例 表記例出力例説明 QBColor(0)0RGB(0,0,0)つまり黒に相当します QBColor(1)8388608RGB(0,0,128)つまり青に相当します QBColor(15)16777215RGB(256,256,256)つまり明るい白に相当し…

Mid関数(Mid$関数)

指定した文字列から、指定した開始位置以降の文字を取り出して返します。取り出す文字数も指定できます。 Mid$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例 表記例出力例説明 Mid("あいうえおかきくけこ",6,3)かきく6文字目から数えて3つの文字…

IsNumeric関数

指定した値が数値として評価できるかどうかを表す値を返します。具体的には数値として評価できるときはTrueもしくは-1を返し、できないときはFalseもしくは0を返します(クエリやレポート等では-1や0と表示され、VBAのイミディエイトウインドウやメッセージ…

IsDate関数

指定した値が日付として評価できるかどうかを表す値を返します。日付として評価できるときはTrueもしくは-1を返し、そうでないときはFalseもしくは0を返します(クエリやレポート等では-1や0と表示され、VBAのイミディエイトウインドウやメッセージボックス…

PlainText関数

リッチテキストやタグつきの文字列に含まれる文字列のみ取り出して返します。取り出す文字数も指定できます。 使用例 最も重要な使用法は、リッチテキストから装飾を取り除いた文字列を取り出すというものです。 テーブルにおいてデータ型を「長いテキスト」…

SYD関数

級数法により計算した、特定の(指定した)期の減価償却額を返します。使用例表記例出力例説明SYD(500000,50000,5,1)150000全5期のうち第1期の償却額SYD(500000,50000,5,2)120000第2期の償却額SYD(500000,50000,5,3)90000第3期の償却額SYD(500000,50000,5,4)…

Hex関数(Hex$関数)

10進数を16進数に変換します。 Hex$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例表記例出力例説明Hex(15)FHex(16)10Hex(65535)FFFFHex(65536)10000Hex(16.5)10小数点以下は偶数丸めされた上で変換されますHex(17.5)12小数点以下は偶数丸めされた…

Oct関数(Oct$関数)

10進数を8進数に変換します。 Oct$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例表記例出力例説明Oct(7)7Oct(8)10Oct(4095)7777Oct(4096)10000Oct(8.5)10小数点以下は偶数丸めされた上で変換されますOct(9.5)12小数点以下は偶数丸めされた上で変…

MonthName関数

月を表す数値にもとづき月名を返します。使用例 表記例出力例説明 MonthName(5,True)5月名を省略する場合 MonthName(5,False)5月月名を省略しない場合 MonthName(5)5月フラグを省略すると、月名を省略しないものとみなされます 書式 MonthName(月数値[,月名…

Choose関数

リスト状に指定した値のうち、i(=指定した数値)番目のものを返します。 つまり数値として1を指定すれば、リストのうち1番めの値を返しますし、数値として2を指定すれば、リストのうち2番めの値を返します。使用例 表記例出力例説明 Choose(3,"はい","いい…

Str関数(Str$関数)

指定した数値を文字列に変換します。 Str$関数については、戻り値の型が文字列型となります。使用例 表記例出力例説明 Str(123) 123指定した数値が正の場合、先頭に半角の空白(プラスの符号を意味します)を含む文字列として返されます Str(-123)-123 Str(1…